みなさま、御機嫌麗しゅう。ワタクシ、一度鶯谷を利用すると、だいたい当たり引くまでor外れ引くまでは隔週くらいで通いたくなってしまうもので、今回もご多分に漏れずそのモードに突入しているため、レポを僭越ながら掲載させていただく所存。ど変態長文をあげたあとに書くレポの、なんと気の重たいことか！と思いつつ、あれはくるみという女性をして自分の女性遍歴が走馬灯したものであるから、特別の体験であったと考えておき、気軽に入った娘の感想でも書けばいいじゃない、とAbsolutely Terror Fieldを薄める自己暗示をしつつ、書き進めたく御座早漏。

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台風一過の東京はまたしても茹だるような暑さが舞い戻ってきた。ダイキンのエアコンは1日中付けっぱなしでも電気代が2万円にはならない省エネ設計で、文明の利器の恩恵を感じながら16日までお盆休みを頂くなか、放蕩息子はそれが唯一無二の趣味となり完全にオタク道まっしぐらとなっている鉄道研究会の企画で北海道まで鈍行列車とフェリーの旅に出掛け、嫁は土日休みでの通常勤務となれば、行くべきは実家ではなく鶯谷が第一候補の私なぞは、地獄の業火に焼かれて死ぬべきか。否、それがオスの業(カルマ)である。とあるAV女優が「男性だって性欲につけこまれてお金払わされてるんだから男性も性的搾取されてる」といった類いの発言をして軽く燃えていたが、あのニーチェでさえ「男が本当に好きなものは二つ。危険と遊びである。男が女を愛するのは、それがもっとも危険な遊びであるからだ。」と宣われたのだから、我々オスは性欲より逃れる術など、もとより持ち合わせてはいないのであろう。それを盆休み中にも感じたので、本論からは逸脱するが少し話させていただきたい。

明けてからの仕事のえげつなさは一旦棚に置き、自分は盆の時期を楽しむべく友人らとの会席(鳥貴族での飲み会をそう高尚そうな名前で呼んで然るべきかという議題はここでは割愛する)に参加して、韓デリならRuanとロイスは幇間記者がいるけど安定していそうだの、世の中には出会って1秒で即尺してずっと舐め倒されるデリヘルがあるだの、素人系デリより吉原年齢30歳の方がマグロでいれば全部やってくれるから楽だ、実は来る前に2回そこで出してきただのという談義(と呼ぶには偏差値が低すぎる下種話)を、新橋で繰り広げていた。件の13,500字レポをゲラゲラ笑いながら読みあえる関係性故にやれることでもあるが、後ろの大学生や隣のカップルには大変耳障りであったに違いない。が、鳥貴族だしエエやろ、という免罪符的思考で声も落とさず下世話な議論に花を咲かせるオッサン3人。共に職場も生活環境も異なるとはいえ、取り敢えず有名大卒の学歴を有し、世間様の平均より良いお賃金を頂いて、妻子を持ち其れなりの世間体を確保しているメンツの集まりでも、話題が性欲の解消方法に収斂するのであるならば、一体世間の男というものはそれ以外に何を考えているのか、ということについてはシェダン•シモープが記した "What every men thiんk about apart from セッX"という本にその答えが明示されている。この本、た だ の 白 紙 の ノ ー トである。

一次会を終えて二次会には「チアリーダーがあなたを応援する」というコンセプトのガールズバーへと繰り出した。赤坂の韓国クラブや六本木のラウンジでは、このメンツの気兼ねなさや気の置けなさに相応しくない。あそこは暗号資産クラスタや、取引先上層部といった記号の関係性の人々と訪問するから、常に背中に物差を入れられているような不快感を孕む。お互いが背負う記号のない状態で気さくに酔える場所という意味では、1時間3,500円タックスインという価格も含めてチアリーダーバーに軍配が上がるというもの。
而るに、それだけ安価かつ気負わずに入れるお店だからか、ここは「恋愛強者3割の法則」という奴を否応なしに考えさせられてしまう場所でもある。来店している男達の風貌たるや、M字禿げ、チー牛、緘黙症と、間違いなく弱者7割の中での多様性。着ている服も悪い意味でハイセンスで、今日び何処の雑貨屋行けば買えるのと思わせる靴など履いており、それ女の子に会いに来る格好か？と、こちらがエンポリオ・アルマーニのロゴをでかでかと入れたシャツをネタで着ている姿を突っ込んで欲しかったのに、そんなものが霞むレベルでダサさの極みである。陰キャの歌う、やたら高音ボイスでテンポのズレたミックスナッツを聞かされながら、くるみという偽名を名乗って女の子らに「くるみん」と呼ばれてニヤニヤしている自分も相当に同類項ではありなんと思いながら、AKBや乃木坂の歌で"君が大好き"だの"きゅん"だのと場を盛り立てる彼女ら(彼女達にダンスして貰うには別途2500円ほど料金が掛かり、このオプションで追加集金するシステムとなっている)を見ていると、これを毎夜毎夜やっていたらタダでカラオケするのが嫌になるだろうなと、薄ら寒いことを考えた。果たして鶯谷で春を鬻ぐ女の子達も、タダでセッXするのが嫌になるのではないか、とも。欲をカネに換算してしまうと、愉悦のために行う行為に金銭が絡まない事を異常と認めるようになりそうで怖い。が、此方も此方で既に３割の強者側に立つには歳を取ってしまったことも認識しているから、その埋め合わせに金銭の介入を良しとしているところがあるわけだから、お互い様なのかも知れないな、等と勝手に納得をした。そして納得すると同時に、当然ながら弱者7割にも立派に性欲は存在するのであるからして、古き良き日本であればお節介オバサンが組んだお見合いでそこそこ同士がツガイになることで解消できていたものが、個人主義と自由恋愛の波にもまれ、それに追い討ちをかけた富裕と貧困の二文化による結婚の贅沢化によりセーフティネットが無くなり、行き場を無くしているのではないかと憂慮するに至った。とはいえ、埋め合わせるカネすらない場合であっても、解消できる素材はネットに無償でゴロゴロと、それこそ一世を風靡した「ユビキタス」に転がっているので、対人コミュニケーションを求めなければそれで本欲それ自体は解消できるのだから、若者の恋愛離れとか大上段から喝破するオッサンらは昭和脳でその一面しか見れていないのだろうと自戒した。

それでも対人コミュニケーションを求める昭和のオッサンである自分は、未レポの新人になけなしの3万円を使う勇気がなく、推定誰天、稼働歴をある程度有する ぼみ嬢なら、関西からの出稼ぎ組だから当日のバックレも無かろうということまで考えて前日に予約を入れ、保守的思考全開での決定に若さゆえの向こう見ずさを失った自分に悲しみを覚えつつ、期待を胸に膨らませていたのである。

して当日、13時の約束は彼女の出勤が遅れるとかで14時半に変更され、律儀に15分前にホテルにスタンバって到着を待っていたのに、15時にしれっとやってきてやっとご対面。マスク顔は可愛いけれども、HPの掲載写真は羊頭狗肉扱いされても文句言えないだろこれ、というルックス。あくまで個人の見解ですよ？個人の見解ですが、30歳の旧セフレの方が可愛いやんか。スタイルとしては身長165ほどあり身体はスレンダーで肌艶良好、おっぱいはC～Dのお椀形に、小さめ&茶色乳頭と、オッサンには勿体ない上物のスタイルである。でも結局自分は顔が命の吉徳なので、見た目は期待値に至らなかった。

そうはいってもそれは若さとプレイと性格あたりが挽回できるポイントでしょうと思ったがっっ•••！！駄目•••ッッ！はじめましての挨拶から色々会話のネタを振るけれども、返ってくる言葉が『鈍い』。経験値が少ないのか、会話のテンポが合わないのか、投げた球がへんにゃりとしか返ってこないので、面白みがなく無味乾燥な会話に終始してしまう。個人情報さらけ出してくれとは言わないが、何に、どんなところに興味があってそれを好むのか、彼女という人間が良く分からないままシャワータイムになってしまった。「折角知り合ったのだから、一緒に楽しもうとする」思考回路では、どうやらなさそうだ。

恥ずかしいからと暗室気味でサービス開始。しっかり69やらノーハンドフェラーリやらはこなしてくれるし、テクニックも十分あるのだが、肝心のドッキングがどうにも気分が乗らない。正常位で顔を見ながらすると完全に目を瞑ってしまい、アイコンタクト完全拒絶モードに。いやね、こちとらATフィールド何層も張るのがデフォの拒絶系に弱々Boyよ？そんなんされたら「あれ、嫌なのかな？嫌われてるのかな？気持ち良くなってほしいだけなのにな、仕事感だしてくんな」と脳内も愚息もぐにゃあ～となるわけで、騎乗位もそこそこにバックからの寝バックで顔見ないで果てちゃうよね。そして、果てると共に余韻も無くちり紙ガンガンむしるように取るのもホント良くないよ？それから直ぐテレビをつけるのも、此方は会話の拒絶と受け取ってしまった。コロナだ物価高だ四人刺されただのニュースが止めどなく流れるのを腕枕しながら見つつ、そこから会話のネタを投げるも「そう」「ほんとね」とけんもほろろにあしらわれて、私はついに話しかけるのを辞めた。

畢竟、自分は性交渉のサービスになど重きをおいておらず、もっと話をしたいと思わせてくれるような会話の引き出しがあり軽快な話術を持つ相手を欲しているのだなと、前回と今回のことで帰納的に理解した。無論、そうした芸当があれば何も鶯谷DCではなくラウンジやライバーでも収入が得られるのであり、そうしたものがないから身体を売ることにしている娘達が多いのであろうことも何となくは想像がつくが。くるみ嬢は店を辞めても本指名が移動した店についてくるというレポートを拝見したが、きっと彼女のルックスだけではそうはいくまい。あの聡明さや意図目的型ではあるがあの明るさと礼儀正しさあたりが、オッサンに受けているのだろう。現に自分も、同じカネと時間を使うのならそうする。

関西出身の ぼみ嬢、20日まで稼働し21日にはディズニーに行って地元に戻るそうだ。私の望むものを彼女が持っていなかった、更に彼女が私が気に入らなかっただけかもしれない(自己否定と自責の念に苛まれるのはいつものことだ)ので、スタイルは申し分ないし正常位を除く一連のプレイはお仕事だからしっかりこなしてくれるため、かりそめの心の交流なんざ不要、しっかり気持ちよくしてくれればオッケーということならば是非お試し頂ければ。本編よりもトリキとガールズバーネタの方が長いじゃねえかというお叱りを受けそうだが、それほどに広げられる話が展開されなかったということで、何卒、よしなに。

あと、くるみ嬢のライン知ってる人はDMくださry